光が死んだ夏――“帰ってきた親友”は、もう親友じゃない。

著者:モクモクれん

出版社:KADOKAWA

レーベル:角川コミックス・エース

連載:ヤングエースUP

既刊情報:既刊8巻

アニメ化:TVアニメ第1期(全12話)が2025年7月〜9月に放送/第2期制作決定

あらすじ

三重県の山間部にある、閉塞感の漂う田舎町。
高校生の辻中佳紀(よしき)は、幼馴染の忌堂光(ひかる)が山で1週間行方不明になったあと、何事もなかったかのように戻ってきたことに胸をなで下ろす。

けれど、夏のある日。
よしきは確信してしまう。
――目の前の“光”は、光じゃない。

それでも、よしきは彼(光の姿をした存在)を突き放せない。
幼馴染の面影、声、距離感。すべてが「光のまま」だからこそ、余計に怖い。
よしきは、正体を知りながらも“光の姿をしたナニカ”との共同生活を続けることになる。

やがて町では、説明のつかない出来事がじわじわと増えていく。
山にある“禁忌”めいた気配、古くからの因習、そして人々が見ないふりをしてきた歪み。
よしきは「日常を守る」ために、そして“光”を手放さないために、危うい選択を重ねていく。

恐怖の中心にあるのは、怪異そのもの以上に、喪失と執着だ。
「大切な人が、別の何かに置き換わっていたら」――その想像の生々しさが、静かに心を削ってくる。
SNSでは考察・感情の吐き出し・アニメ視聴の反応が連鎖しやすく、話題化し続けるタイプの作品として強い。


キャラクター紹介

辻中 佳紀(つじなか よしき)

本作の主人公。
“光が光ではない”ことに気づいている。恐怖を抱えながらも、幼馴染を捨てきれずに揺れ続ける。
守りたい気持ちと、逃げるべきだという本能が同時に襲ってくる、その葛藤が物語の核。

ヒカル

忌堂光の姿をした、人ならざる存在。
よしきに対して強い執着を見せ、よしきの生活や感情に深く入り込んでいく。
“優しさに見えるもの”が、そのまま不気味さにもなる危うい存在。

忌堂 光(いどう ひかる)

本物の光。
物語は「光がいない」ことを前提に進み、よしきとヒカルの関係に影を落とし続ける。

山岸 朝子

よしきの同級生。
日常側の視点として、よしきやヒカルの違和感に近づいていく立ち位置にいる。

暮林 理恵(くればやし りえ)

よしきに関わってくる大人の女性。
“ナニカ”と町で起きている異変に対し、警告や助言を与える存在として動く。


SNSの反応

  • 「静かなのに怖い。後からじわじわ来るタイプ」
  • 「“友情”って言い切れない距離感が刺さる」
  • 「田舎の空気がリアルで、因習っぽさが不穏すぎる」
  • 「よしきの選択が毎回しんどいのに読んでしまう」
  • 「アニメで音と間がついて怖さが増した」

星評価

  • 不穏度:★★★★★
     日常の延長線で怖がらせてくる。
  • 心理描写:★★★★★
     喪失と執着の絡み方が鋭い。

関連商品


年代別類似作品

  • 1980年代富江
     “身近な存在の異質さ”でじわじわ追い詰める。
  • 1990年代寄生獣
     人ならざるものとの共存が日常を侵食する。
  • 2000年代ひぐらしのなく頃に
     田舎の閉塞感と因習、疑心暗鬼の積み上げ。
  • 2010年代亜人
     人外を巡る恐怖と、割り切れない関係性。
  • 2020年代僕が死ぬだけの百物語
     “日常の隙間”から怪異が染み出す構造。

コメント

タイトルとURLをコピーしました