作品名:ゴブリンスレイヤー(コミカライズ)
今回取り上げる巻:第17巻(最新刊)
原作:蝸牛くも(GA文庫/SBクリエイティブ刊)
作画:黒瀬浩介
キャラクター原案:神奈月昇
出版社:スクウェア・エニックス(ビッグガンガンコミックス)
発売日:2025年12月25日
既刊:1〜17巻
ジャンル:ダークファンタジー/冒険者/ゴブリン討伐
アニメ化:
・TVアニメ第1期(2018)
・劇場版OVA『ゴブリンスレイヤー -GOBLIN’S CROWN-』(2020)
・TVアニメ第2期『ゴブリンスレイヤーII』(2023)
あらすじ
作品全体のあらすじ
辺境のギルドに、ゴブリン討伐だけで高位の等級にまで上り詰めた冒険者がいる。
人々は彼を“ゴブリンスレイヤー”と呼ぶが、華々しい英雄譚とは無縁だ。
彼がやるのは、ゴブリンという「見下されやすい脅威」を、油断せず、見逃さず、手段を選ばず狩り尽くすこと。
駆け出しの女神官は初陣で壊滅寸前となったところを彼に救われ、その後、妖精弓手・鉱人道士・蜥蜴僧侶らと共に行動を重ねていく。
この物語の軸は一貫している。世界を救うのではなく、次の犠牲を出さないために「確実にゴブリンを殺す」。
討伐の“手順”と“現実”が積み上がるほど、彼らの周囲には大きな事件と因縁が引き寄せられていく。
第17巻のあらすじ(都で巻き起こる新たな事件)
大海蛇(シーサーペント)の討伐を終え、ギルドへ戻ったゴブリンスレイヤー一党は、ひと時の休息を取っていた。
そんな彼らのもとへ入ったのは、剣の乙女からの依頼――「都までの護衛」だった。
依頼を受けて都へ向かう道中、そこには早くもゴブリンの影がちらつく。
都に辿り着いた一党は、それぞれ別行動を取ることになり、女神官は妖精弓手と共に大浴場へ向かう。
しかしその場で、女神官の大切な装具一式が何者かに奪われてしまう。
この一件が“後の大事件”へ発展していくとは、まだ誰も知る由もなく――。
(本巻には、原作者・蝸牛くもの書き下ろしSSも収録)
キャラクター紹介
ゴブリンスレイヤー
ゴブリン討伐に特化した冒険者。常に最悪を想定し、装備・罠・退路・情報を積み上げて勝ち筋を作る。都という“戦場でない場所”でも、危険の匂いを嗅ぎ分け、事態が戦闘に転ぶ前から手を打つ姿勢がぶれない。
女神官
駆け出しから経験を重ね、パーティの要として成長してきた神官。第17巻では戦闘ではなく「生活の隙」を突かれ、装具一式を奪われる事件に直面することで、守られる側のままではいられない現実を突きつけられる。
妖精弓手(ハイ・エルフ・アーチャー)
長命種の余裕と率直さを併せ持つ弓手。女神官を大浴場へ誘うなど、仲間への気遣いを自然にできる。一方で、都では些細な油断が事件の導火線になり得ることも示され、本巻の空気を引き締める役回りも担う。
鉱人道士(ドワーフ・シャーマン)
豪放さの裏に、状況判断と支援の巧さを持つ道士。混み入った案件ほど、現場を整え、パーティが機能する形へ落とし込む力が効く。都での動きでも“戦い方の土台”を支える存在。
蜥蜴僧侶(リザードマン・プリースト)
信仰と武勇を併せ持つ戦士僧。独特の価値観で物事の本質を語り、仲間の視野を広げる。過酷な世界で“守るために戦う”という芯を示し、パーティの精神的な支柱にもなる。
剣の乙女
大きな事件の中心に関わりやすい、都側の重要人物。第17巻では彼女の依頼が「都への護衛」として一党を動かし、都で起こる事件の導線を作る。彼女の存在自体が、この世界の危うさを濃くする。
受付嬢(ギルドの窓口担当)
依頼と冒険者をつなぐ現実側の人物。ゴブリンスレイヤーの危うさも強さも理解しており、状況が大きくなるほど“日常の地面”として物語を支える。
牛飼娘
戦場に出ないが、ゴブリンスレイヤーにとっての帰る場所を象徴する存在。彼が危険へ向かうほど、この場所の重みは増し、物語の緊張と対比を生む。
SNSの反応
・「都編の導入が不穏で良い。小事件が大事件に繋がる匂いがする」
・「女神官の“装具一式”の件が怖い。日常パートのはずが緊張感ある」
・「剣の乙女の依頼で都へ、って流れが“嫌な予感しかしない”」
・「ゴブリンの影が早めに差し込まれて、油断できない感じが好き」
・「書き下ろしSS収録が嬉しい」
星評価
・緊張感:★★★★☆(都の空気と“事件の導火線”が強く、続きへの引きが大きい)
・キャラの見せ方:★★★★☆(女神官を軸に、日常の隙から物語が転がり出す)
関連商品
・ゴブリンスレイヤー(コミカライズ)既刊17巻
・ゴブリンスレイヤー(原作小説)既刊16巻
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・ゴブリンスレイヤー(フィギュア/グッズ各種)
・ブレイド&バスタード(蝸牛くも)
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・90年代:魔術士オーフェン(硬派寄りの冒険と戦闘、シビアな空気感が近い)
・00年代:鋼殻のレギオス(過酷な世界での戦闘とチーム戦、緊張感重視)
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・20年代:ブレイド&バスタード(迷宮探索の苛烈さとダークさ、容赦のない展開)




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