作品名:ゴブリンスレイヤー(コミックス)
巻数:第16巻(最新刊)
原作:蝸牛くも 作画:黒瀬浩介 キャラクター原案:神奈月昇
出版社/レーベル:スクウェア・エニックス/ビッグガンガンコミックス
連載:月刊ビッグガンガン(2016年5月連載開始)
ジャンル:ダークファンタジー/青年漫画
年齢区分:18+相当
第16巻のあらすじ
近隣のエルフの村を守るため、ゴブリンスレイヤー一行は密林の内部に踏み込み、樹海の上へと伸びる不穏な塔へ挑む。塔内で待ち受けるのは、眠りの術で攪乱するゴブリン・シャーマン。階層を突破するごとに問われるのは、パーティとしての継戦力と、各自が背負う信仰・矜持に踏み込むぎりぎりの判断だ――。
キャラクター紹介
ゴブリンスレイヤー
対ゴブリン戦に特化した戦術屋。視界・導線・補給を起点に、最小損耗で“巣を潰す”ことに徹する。塔の攻略では、密林由来の視界阻害や睡眠妨害を織り込んだプランで前進。派手さよりも再現性と安全性を重視する姿勢は、16巻でも一貫している。
女神官
奇跡による防御・回復・結界が要。眠りの術を巡る攻防では、戒律と現実の折り合いに迫られ、“信仰者としての一線”に自問自答する場面が印象的。パーティの被害を最小に抑える“最後の砦”としての役割は、今回も極めて重い。
妖精弓手
エルフの弓手。樹海・塔という立体環境での射線管理、索敵、立体機動が強み。近隣のエルフの村という文脈もあり、地の利と感覚に優れた戦術援護が光る。軽妙な言動の裏で、終盤の詰めで要所を落とす“勝ち筋の守護神”。
鉱人道士
地形・罠・投射を捌く器用な術者。塔内の縦方向の戦闘では、術式と投擲の瞬間的な“間合い破壊”が効く。弓手との掛け合いはいつも通りだが、今回は睡眠対策を含めた術の選択が実戦的。
蜥蜴僧侶
号令・支援・制圧を担う“賢者”枠。タイトな空間での体幹の強さと支援術が機能し、崩れずに押し返す“隊形の楔”になる。食や儀礼に通じた価値観は、今回の禁忌に触れる局面でもバランサーとして作用。
牛飼娘
前線には出ないが、日常を守る動機の象徴。彼女の存在が、“世界は救わない。ゴブリンを殺すだけ”という主人公の選択に生活の重みを与える。シリーズ全体の情緒的な軸。
受付嬢
依頼管理・情報整理・補給線の要。塔攻略のような局地戦でも、情報の質と速さが損耗を左右することを示す“後方のプロ”。シリーズのリアリズムを支える。
SNS/レビューの反応
- 「緊迫感が高い。女神官の選択が重い」――16巻の展開は奇跡の使い方や倫理観に踏み込むと指摘。
- 「塔の踏破は手に汗。もし支援が遅れていたら全滅も」――シリーズらしい綱渡りの戦闘が楽しいという声。
- 「前巻予告との落差に戸惑い」――予告の“含み”に比べ16巻本編は別解釈だったという読後感。
- 「(海外勢)英語版は10/28予定」――日本発売(2/25)→翻訳版(10/28)の時差を共有する投稿。
- 「エルフの里×ジャングル×塔の画が良い」――舞台の立体性を評価する声。
刺さりポイント
- 戦術の必然性/現実味:★★★★★
密林+塔という悪条件に対し、視界・導線・睡眠対策まで折り込む“勝ち筋”の設計が濃い。 - 信仰と現実のせめぎ合い:★★★★☆
女神官の内面が揺れる。倫理と被害最小化の板挟みという本作らしいテーマ性。
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類似作品(年代別)
- 1980年代:『ロードス島戦記』
似ているポイント:剣と魔法の王道パーティ戦/加護・信仰が物語に絡む。
1990年代:『ベルセルク』
似ているポイント:徹底したダークファンタジーの倫理と容赦なさ。 - 2000年代:該当なし
- 2010年代:『灰と幻想のグリムガル』
似ているポイント:低レベル冒険の生存リアリズム/小さな判断が生死を分ける。 - 2020年代:Baldur’s Gate 3(ゲーム)
似ているポイント:D&D系のパーティ戦術とゴブリン拠点攻略。メディアは違うが構造が近い。




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