| 作品名 | 「SCP」って何ですか? |
| 原作・監修 | 梨 |
| 漫画 | 三山高/ハチフン |
| 出版社 | 一迅社 |
| レーベル | HOWLコミックス |
| 連載媒体 | comic HOWL |
| ジャンル | ホラー/メタフィクション |
| 既刊 | 1〜3巻(2025年時点) |
| 題材 | SCP Foundation(ネット共同創作) |
あらすじ
漫画家コンビのMとHのもとに、一迅社の編集部からある企画が持ち込まれる。
それは、
「SCP財団を解説する漫画を描いてほしい」
というものだった。
SCP財団とは、インターネット上で広がった共同創作プロジェクトであり、
世界各国の投稿者が「異常存在の報告書」という形式で物語を作り続けている架空設定の世界観である。
その基本理念は次の三つ。
- Secure(確保)
- Contain(収容)
- Protect(保護)
人類の常識では説明できない異常な物品・存在・現象(SCP)を、
秘密組織であるSCP財団が管理・収容しているという設定だ。
作中では、SCPを知らないMが読者の視点となり、
SCP財団の仕組みや有名なSCPを一つずつ調べていく。
たとえば、
- SCP-173:見ていないと動く彫刻
- SCP-096:顔を見ると追いかけてくる存在
など、SCPコミュニティで知られる有名オブジェクトが紹介され、
SCP世界の特徴である「報告書形式」「収容プロトコル」などの概念も解説されていく。
しかし、漫画制作は次第に奇妙な空気を帯びていく。
編集部から送られてくる資料の出所ははっきりせず、
その内容は異様なほどリアルで、まるで実在する報告書のようだった。
そして、
- 原稿制作中に起こる不可解な出来事
- SCP設定と現実が重なるような違和感
- 作画担当Hの不可解な行動
などが重なり、二人は次第に疑問を抱き始める。
「これは本当に創作なのか?」
「自分たちが描いているものは、ただのフィクションなのか?」
SCPの解説漫画として始まった企画は、
やがて漫画制作そのものが怪異に巻き込まれていくメタ構造ホラーへと変化していく。
SCPの入門解説とホラー物語を同時に楽しめる構造がSNSでも話題となり、「SCP初心者でも読みやすい漫画」として拡散されている。
キャラクター紹介
M(エム)
本作の語り手に近い立場の漫画家で、ネーム・構成担当。
SCPについてはほぼ知識がなく、
読者と同じ初心者の視点からSCP財団の世界を学んでいく。
冷静で理屈を重視するタイプだが、
調査を進めるにつれてSCPの設定の奥深さと不気味さを知り、
次第に不安を抱くようになる。
作品内では、
- SCPの報告書の読み解き
- 世界観の整理
- 読者への解説
といった役割を担う人物でもある。
しかし物語が進むにつれ、
自分たちが描いている内容と現実の出来事が重なり始め、
「SCPは本当に創作なのか」という疑念に直面していく。
H(エイチ)
Mの相棒で、作画担当の漫画家。
ホラー作品が好きで、
不気味な描写や怪異表現に強い関心を持っている。
SCPの世界観にも強く惹かれ、
編集部から送られてくる資料を熱心に読み込みながら作画を進めていく。
しかし制作が進むにつれ、
- SCPへの過度な没入
- 原稿制作中の不可解な行動
- 一時的な失踪
など、周囲が心配するほど様子が変わっていく。
「SCPを描く側」のはずだった彼が、
物語の中で怪異に近づいていく人物として描かれていく。
担当編集者
MとHに企画を持ち込んだ編集部の担当者。
SCP解説漫画という企画を提案し、
二人に資料を提供する役割を担う。
しかし、
- 原作資料の出所を詳しく説明しない
- SCPの扱いに妙に詳しい
- 資料の内容が現実と重なるような違和感
など、不審な点も多い人物である。
物語の中では、
この企画そのものに裏があるのではないかという疑念も示唆されていく。
SNSの反応
・「SCPを漫画で分かりやすく説明してくれるのありがたい」
・「入門漫画としてかなり優秀。SCP知らない人でも読める」
・「途中から雰囲気がホラーに変わるのが怖い」
・「解説漫画かと思ったらメタホラーだった」
・「SCP-173とか有名ネタがちゃんと出てくるのが良い」
・「読んだあとSCPの記事を読み漁りたくなる」
・「梨作品らしい“現実に侵食してくる感じ”が不気味」
・「SCP入門としてもホラー漫画としても面白い」
星評価
設定の面白さ ★★★★★
ネット共同創作“SCP財団”の世界観を漫画で理解できる構成が秀逸。
ホラー演出 ★★★★☆
解説漫画からメタホラーへ変化する展開が印象的。
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