「雨森潤奈は湿度が高い」 雨の日の視聴覚室でだけ会える、“湿度高め”な彼女とのボーイ・ミーツ・ガール。じっとり重い愛情が、あなたの青春の未練まで浄化してくれる。

作品名:雨森潤奈は湿度が高い

著者:水城水城

イラスト:潮崎しの

レーベル:MF文庫J

出版社:KADOKAWA

発売日(1巻):2025年2月25日

刊行状況:既刊2巻

話題・受賞歴:『このライトノベルがすごい!2026』新作文庫部門 第5位

ジャンル:高校青春ラブコメ/ボーイ・ミーツ・ガール

あらすじ

舞台は、とある高校。
陸上部に所属する男子高校生・栗本詩暮(くりもと しぐれ)は、雨の日に練習が早く切り上げになった放課後、忘れ物を取りに視聴覚室へ向かう。そこで出会ったのが、本を読んでいたクールな女子生徒・雨森潤奈だった。

読書や音楽の趣味が驚くほど重なった二人は、「雨の日の放課後だけ視聴覚室で会う」という暗黙のルールを決め、秘密の交流を始める。互いのお気に入りの小説や“鬱ロック”寄りのバンドを紹介し合ううちに、静かで閉じた視聴覚室は、二人だけの特別な場所になっていく。

ただ、潤奈はどこか謎めいた雰囲気をまとっている。人付き合いは得意ではなく、クラスでは目立たない存在でありながら、詩暮にだけは距離が近く、やたらと身体的にも精神的にも密着してこようとする。その“じっとりと重い愛情”こそが、タイトルの「湿度が高い」の正体だ。

やがて、ある“晴れた日”をきっかけに、詩暮は潤奈が抱える秘密を知る。そこから潤奈の好意はさらに加速し、惜しみなく向けられる独占欲や嫉妬心の濃度も上がっていくが、同時に詩暮も彼女と過ごす時間を守りたいと真剣に考えるようになっていく。

雨の日にだけ共有していた閉じた世界は、やがてクラスメイトや学校生活とも交差していく。
視聴覚室と雨という限定されたシチュエーションから始まるボーイ・ミーツ・ガールが、どこまで“湿度高く”深まっていくのか――そんな空気感こそが、本作最大の魅力となっている。

また、本作は『このライトノベルがすごい!2026』新作文庫部門で第5位にランクインし、そのニュースをきっかけにSNS上で一気に話題が拡散。ランキング経由で作品を知り、「読んだら想像以上に刺さった」という感想が多く見られるのも特徴だ。


キャラクター紹介

栗本 詩暮(くりもと しぐれ)

栗本詩暮は、高校の陸上部に所属する男子高校生だ。雨の日に練習が早く終わったことをきっかけに視聴覚室へ立ち寄り、潤奈と出会う。
読書と音楽が好きで、潤奈とは好きな本やバンドの話で一気に距離を縮める。とくに“鬱ロック”と呼ばれる暗めのロックバンドにハマっており、その趣味の一致が二人の関係の土台になっている。

性格は基本的に常識人で、潤奈の「湿度高め」なアプローチに戸惑いながらも、彼女の寂しさや不器用さをきちんと受け止めようとする。
潤奈の秘密を知ったあとも、必要以上に距離を取ったり突き放したりせず、彼女のペースに飲み込まれすぎないバランス感覚を保ちながら寄り添おうとする姿が、読者からも好意的に受け止められている。

雨森 潤奈(あまもり じゅんな)

雨森潤奈は、視聴覚室で詩暮が出会うクール系の女子生徒だ。雨の日の放課後にだけ姿を見せる“雨限定”のヒロインで、一見すると無表情で人付き合いを避けるタイプに見える。
ところが詩暮に対しては一転して距離が近く、隙あらばぴったりと寄り添ってきたり、少し踏み込みすぎではないかと思うほど感情を向けてくる。その態度から、“湿度の高い”重めの愛情を持つヒロインとして描かれている。

読書と音楽、とくに鬱ロック系のバンドに強いこだわりを持ち、その趣味が物語の重要なモチーフになっている点も特徴だ。
ある出来事をきっかけに彼女の背景や秘密が明らかになると、詩暮への好意と依存度はさらに増し、独占欲の強さや嫉妬深さも見え隠れする。それでもどこか放っておけない繊細さがあり、“愛が重いヒロイン”が好きな読者から熱い支持を集めている。


SNSの反応

  • 「雨の日限定で会う関係性がエモすぎる。視聴覚室という閉じた空間の使い方がうますぎて一気読みした。」
  • 「クール系ヒロインなのに愛情表現が湿度マシマシで、タイトル通り。重いラブコメが好きならドンピシャ。」
  • 「会話のテンポがよくて、気付いたらラストまで走り抜けてた。新作ラノベの中でもかなりの推し。」
  • 「雨の描写と二人の心の距離の変化がシンクロしていて、梅雨時期に読み返したくなるタイプの作品。」
  • 「潤奈の愛がかなり重めで、人によってはちょっと怖いかもだけど、自分的にはどストライクなヒロインだった。」
  • 「このラノ新作文庫5位で存在を知ったけど、しっとり系ボーイ・ミーツ・ガールとしてかなりレベル高い。」

星評価

  • 物語の雰囲気・没入感:★★★★☆(4/5)
     雨・視聴覚室・音楽というモチーフが噛み合っていて、静かにじわじわハマる読後感。
  • キャラクターの魅力(特に潤奈):★★★★★(5/5)
     クールな外見と重すぎる愛情のギャップが強烈で、主人公のバランス感覚も含めて“キャラで読ませる”タイプの作品。

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