原作:二月 公 / イラスト:さばみぞれ
出版社/レーベル:KADOKAWA/電撃文庫
初刊:2020年2月7日発売 #01 「夕陽とやすみは隠しきれない?」
最新刊:第13巻『夕陽とやすみは道を選びたい?』 (2025年7月10日発売)
コミカライズ版:KADOKAWA/電撃コミックスNEXT で連載、既刊5巻
アニメ化:TVアニメ版が 2024年4月〜6月 に放送(全12話)制作:Connect
受賞・評価:第26回電撃小説大賞 大賞受賞、シリーズ累計発行部数 20万部突破(2022年時点)
作品概要と第13巻あらすじ
概要
『声優ラジオのウラオモテ』は、現役高校生でありながら声優として活動する少女二人──歌種やすみ(佐藤由美子) と 夕暮夕陽(渡辺千佳) が、ラジオ番組を通じて表と裏の顔を抱えながら本音と夢に向き合う青春ラブコメディ。
表舞台(ラジオ)では仲良し声優コンビとして明るく振る舞うが、プライベートでは性格も価値観も真逆。仕事と友情、理想と現実の狭間で揺れながら、互いに刺激し合い、声優としての在り方を模索していく。
第13巻あらすじ
最新巻では、「主役にこだわる」やすみの苦悩が中心。近頃彼女が受ける役は悪役や脇役ばかりで、理想との乖離が膨らんでいた。
そんな時、急成長中の新人声優 綿菓子モコ から、「売れるのは実力より事務所の力」だと指摘され、やすみの心に波が立つ。モコのマネージャー 南雲 からは移籍の誘いがあり、やすみは“本当に信じるべき舞台”を問われることに。
一方の夕陽も、相方の焦燥を感じ取りながら支え方に悩む。
13巻は、二人がこれまで築いてきた信頼の行方、そして「声を仕事にする」という夢への覚悟が試される重要な転換点となる。
キャラクター紹介
歌種やすみ(うたたね・やすみ/CV:佐藤由美子)
本作の主人公の一人。清楚系の人気声優として知られるが、実際は強い向上心と負けず嫌いの持ち主。主役志向が強く、配役や事務所方針とのズレに苦悩する姿が多い。13巻では、移籍話を通じて“声優としての信念”を見つめ直す。
夕暮夕陽(ゆうぐれ・ゆうひ/CV:渡辺千佳)
もう一人の主人公。明るくおおらかな人気声優だが、やすみに対してはライバル心も抱く複雑な関係。仕事仲間であり友人であり、支えでもある存在。内に秘めた不安や焦りを見せる場面も増え、関係性の深まりを感じさせる。
桜並木乙女
同じ番組に出演する声優仲間。朗らかで頼れる姉貴分的存在。ラジオ内では進行役・調整役として二人の関係を和らげる。
柚日咲めくる
後輩声優。まだ経験が浅いが、素直な姿勢で周囲に良い影響を与える。13巻では舞台イベントにも関わり、やすみや夕陽の“先輩としての顔”を引き出す。
綿菓子モコ
13巻初登場の新人声優。実力派として台頭するが、率直な発言でやすみを揺さぶる。単なるライバルではなく、“声優という職業の現実”を体現する存在。
南雲
モコのマネージャー。やすみに移籍を勧めるが、その意図は一筋縄ではいかない。業界的なリアリズムをもたらすキャラクター。
SNSの反応
- 「#声優ラジオのウラオモテ 13巻、やすみが選んだ“声”の意味が重い」
- 「モコの登場で空気が一変。ライバルでなく鏡のような存在に感じた」
- 「アニメも良かったけど、やっぱり原作の心理描写が深い」
- 「やすみと夕陽の距離感、ついにここまで来たかって感じ」
- 「声優業界を描きながら、友情でも恋愛でもある“信頼の物語”だと思う」
星評価
- 物語・キャラクター:★★★★★(5/5)
→ 関係の成熟と葛藤描写がシリーズ最高峰の完成度。 - 心理描写・読後感:★★★★☆(4/5)
→ 現実的な声優業界の温度感がリアルで、余韻が長く残る。
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| 1980年代 | なし | |
| 1990年代 | 『彼氏彼女の事情』 | 本音と表の顔を使い分ける青春心理劇として共通。 |
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| 2010年代 | 『Just Because!』 | 感情の微妙な行き違いと再接近を丁寧に描写。 |
| 2020年代 | 『ぼっち・ざ・ろっく!』 | “発信する側の不安”と“仲間との関係性”を中心にした創作群像劇。 |




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